未経験からのスマホアプリ通信

未経験からの勉強法

未経験からの勉強法


未経験でも知識ゼロは避けたい

すべてのアプリ開発会社で、必ずしも即戦力レベルの開発能力が必要、というわけではありません。もちろん、それを要求する会社もあるでしょうが、開発の経験がまったく無い方や、まだ仕事をまかせられるレベルの開発能力を持たない方でも問題無いという会社もあります。その事情は会社によって違います。雑務や他の社員の調整などを行いながら学んでほしいという所もあれば、最初に研修を行うから大丈夫という所もあるでしょう。しかし、まったくの未経験であれば、やはり転職の前にある程度は自分で勉強をしておいた方がたとえ研修を受けるとしても有利です。また、Androidの開発言語であるJavaの知識などは、他の職種を目指すことになった場合でも役に立ちますから、学んでおいて損はありません。

独学が無理ならスクールを利用しよう

では、具体的にはどうやって勉強すれば良いのでしょうか。無料で今すぐに始められる方法と言えば、やはりネットで検索して解説サイトを探し、それを読むことです。最低限の知識が無ければ解説書を選ぶのも難しいですし、書店で大量の本を立ち読みして比べるわけにはいきませんから、これはある程度有効な手段と言えます。
しかし、そうした解説サイトがターゲットにしている相手は千差万別です。たとえば、ある程度「わかっている」方向けのサイトもあれば、まったくの初心者向けのサイトもあるでしょう。ここで解説書の場合と同じように、「そもそもどれが初心者向けなのかわからない」という問題が出てくる可能性があります。その結果、かなり初期の段階で行き詰まってしまうかもしれません。
そうした完全に未経験の方には、プログラミングスクールを利用するという選択肢もあります。この場合はスクールごと、あるいはコースごとにターゲットのレベルが明らかですから、自分のレベルに合った物が選べます。また、何かわからないことがあればすぐに聞くことができますから、「行き詰まってしまった時に一人で解決方法を検索し、見つからずにあきらめる」ということもありません。そしてある程度のことがわかってくれば、ネットでの検索や掲示板などでの質問によって、独学でもどんどんペースを上げて学べるようになります。したがって、最初から独学で進められる自信が無い方にとって、こうしたスクールに通うというのは有効な手段と言えるでしょう。

多くのことが学べるオリジナルアプリ開発

ある程度アプリの作り方がわかってきたら、自分でオリジナルアプリを作ってみることをおすすめします。オリジナルアプリというと、誰も考えつかないようなすごい物を想像してしまうかもしれませんが、別に電卓でも時計でもかまいません。ただ、何も工夫せずにそのまま作るのではなく、できればどこか一点でも自分なりのアイデアを加えましょう。
これもまた大げさなものではなく、たとえば「いつもコンビニで買う商品の値段を1ボタンで入力できる電卓にしよう」とか「自分にとって最高のゆで卵のゆで時間を1ボタンでセットできるタイマーを作ろう」といった程度で良いのです。どんな物であっても「自分が考えたアプリを作る」という時には、ただサンプルをいじったり、スクールの課題をこなしたりする時よりも、ずっと真剣に、そして楽しくなれるはずです。それを作り、改良を加えるために、さまざまなことを調べたり質問を重ねたりしていくことで、次第に開発の知識やカンのようなものが身についていくでしょう。

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