未経験からのスマホアプリ通信

AppStoreでリリース

AppStoreでリリース


アプリ側の準備

アプリ開発関連の転職を考え始めたら、まず実際にアプリを作ってリリースしてみましょう。経歴上は同じ未経験でも、他の転職希望者より一歩リードすることができます。アプリを公開するためのストアは、Androidの場合はGooglePlay、iPhoneの場合はAppStoreです。開発もそうでしたが、公開についても基本的な流れはよく似ています。まずはAppStoreですが、ここではアプリを作っている過程で、すでに開発者登録を行い、証明書の作成なども経験ずみとして話を進めます。テストでは開発用の証明書を作成しましたが、今回はリリース用の証明書を作成します。この時点で正式なアイコンが用意できていなければ、対象機種やOSに応じたサイズの画像ファイルを作成します。アプリの開発中は適当なアイコンでもかまいませんが、リリースの際には見栄えの良いアイコンを用意する必要があります。一般的なユーザーがそのアプリをダウンロードするかどうかを判断する際、アイコンやスクリーンショットが魅力的でなければ、説明文を読もうという気持ちが起きないからです。証明書をXcodeに設定し、アイコンの画像ファイルをプロジェクトに追加すれば、アプリ側の準備は終わりです。

スクリーンショットを用意する

アプリをAppStoreに登録するためにはスクリーンショットを用意しなければなりません。たとえ画面に意味が無いアプリだったとしても、審査のために必要です。スクリーンショットは対応機種の解像度ごとに最低1枚以上要求されます。実機がある場合はそれで作成できますが、無い場合はシミュレータを利用しましょう。もしクオリティにこだわらないなら、一つの解像度のファイルを拡大縮小し、あるいは余白を付け足すことで各機種の解像度のファイルを作ってもかまいません。また、説明用の文章を書き込むことも可能ですが、説明文が多すぎて肝心の画面が隠れてしまっては本末転倒ですから気をつけましょう。

アプリの登録手続き

準備ができたら「iTunes Connect」でアプリを登録するための手続きを行います。まずはアプリ名とバージョン番号、デフォルト言語などの入力です。
AppStoreに既存のアプリと同じ名前は使えませんから、他の開発者が同じ名前のアプリを出している場合は別の名前を考えましょう。SKUというのは「自分がAppStoreに登録しているアプリ」の管理番号(英数字)です。したがって、複数のアプリを登録しているなら、SKUはすべて変える必要があります。バンドルIDはアプリ名と同じく、AppStore全体で固有のID(文字列)ですが、これは「App ID」の作成時に作られているはずですからそれを選択します。
続いて、スクリーンショットや説明文、キーワードなどを入力します。必須ではありませんが、動画が用意できれば、それもAppStoreに表示できます。さらにアイコンや著作権の所有者の情報、カテゴリとレーティングなどを入力するわけですが、AppStoreで公開される著作権者の名前は本名でなくてもかまいません。レーティングは審査に関わってくるため、慎重に入力してください。サポートURLは通常のサイトではなく、Twitterなどでも問題はありません。こうした必須項目以外の部分は任意で埋めてください。もし有料アプリを公開する場合は、これに加え税金や銀行の情報も必須となります。入力が終わったら、アプリをアップロードするか、あるいはあらかじめアップロードして置いたファイルを指定することで手続きは完了です。無事に審査を通過すれば、アプリがAppStoreで公開されます。

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